自動詞と他動詞の違い!目的語の有無で見分けられる

最初に日本語で考えると違いがよくわかる

最初に日本語で考えると違いがよくわかる

英語の自動詞と他動詞を勉強するときは、最初に日本語で考えてみるとわかりやすいです。例えば「電気が消える」は自動詞、「電気を消す」は他動詞になります。

他にも「車が停まる」は自動詞、「車を停める」は他動詞、「お金が増える」は自動詞、「お金を増やす」は他動詞です。

つまり、主語「が」~するときは自動詞、目的語「を」~するときは他動詞となります。自分が動くので自動詞、他人を動かすので他動詞という覚え方もできます。

中には例外もあって「魚が海を泳ぐ」や「犬が庭を走る」といった移動の意味を持つ動詞は、対象が場所であるために自動詞に決められています。

このように日本語では自動詞と他動詞に違いがよくわかります。今まで中学校の国語の授業でも、日本語の場合は特別に自動詞と他動詞の見分け方を教わらなくても、自然と理解しているために何も問題ありませんでした。

英語でも基本的な意味合いは日本語と同じですので、まずは日本語での違いを理解してから英語の自動詞と他動詞を勉強してみましょう。

  • Sleeping children grow very good.
    寝る子はよく育ちます。
  • My mother grows many vegetables.
    母はたくさんの野菜を育てています。

日本語のように「が」とはなりませんでしたが、寝る子「は」ですので自動詞、野菜「を」ですので他動詞に属します。

このgrowの場合は自動詞と他動詞の両方の意味を持っているということです。英語では自動詞や他動詞に分けられる単語と、両方を使い分ける単語が存在します。

目的語「を」~するなら他動詞

英語における自動詞と他動詞の見分け方は簡単です。例えば「私は行く」は自動詞であり、「I go.」と「主語+動詞」だけで完結できます。自分と動詞だけだから「自動詞」とも呼べます。自動詞の直後に名詞は置けません。

一方「私は~を訪れる」は他動詞です。「I visit.」だけでは意味が通じなくなり、「I visit Tokyo.」のように目的語を取ります。自分と動詞以外に他の目的語があるから「他動詞」とも考えられます。

このように区別をしたいなら目的語の有無をイメージしたいです。「~を」といった目的語の存在が自動詞か他動詞を決めます。

英単語を辞書で調べたときもはっきりと違いがわかります。実は動詞の訳には「~する」と「~をする」の2種類があります。例えば、runは「走る」、callは「~を呼ぶ」と書かれているわけです。

もし、動詞に「~を」がなければ自動詞、動詞に「~を」という目的語に続くのであれば、「他」を必要とするので他動詞になります。

また、英語を日本語にしたときに、「私は~を泳ぎます」は変であり「私は泳ぎます」が正しいので自動詞、「私は取ります」は違和感があり「私は~を取ります」はしっくりくるので他動詞とすることもできます。

見分け方よりも動詞の後の前置詞が大事

TOEIC® Listening & Reading Testでは自動詞と他動詞の見分け方がわかっていても、実はそこまで役に立たないです。日本語でも自動詞と他動詞の違いは意識しないので、そんなに神経質にならないでも英語は上達します。

それよりも自動詞に絡む前置詞の選択がポイントです。goは自動詞ですので「I go.」でOKですが、目的語を取りたいときは「I go Tokyo.」ではなく、「I go to Tokyo.」と前置詞を使います。

liveとbuyでも違いがわかります。「I lived in the house.」と自動詞のliveにはinが付き、「I bought the house.」と他動詞のbuyには前置詞が付きません。他にも「I moved.」で自動詞になり、「I moved the chair.」で他動詞でもある動詞もたくさん存在します。

そのため、1,000以上もある動詞に対して、「この動詞は自動詞だから前置詞が必要」や「この動詞は他動詞は前置詞が不要」であることを覚えることは効率的でありません。

例えば、lookは「見る」という意味の自動詞ですが、基本的には「look at」で「~を見る」と一括りで覚えたほうが効率的です。

TOEIC® Listening & Reading Testでは「~させる」が問われる

自動詞と他動詞の違いには直接関係していませんが、他動詞には受動態ではなくても「~させる」といった受け身の訳が作れる動詞があることを、一緒に知っておきたいです。例えば、surpriseは「驚く」ではなく、元々「驚かす」という意味があります。

  • The news surprised the boy.
    そのニュースはその少年を驚かせました。

英語にはこのように「~させる」という受け身のニュアンスを持つ動詞が複数存在します。基本の意味が受動的であることは、日本語と異なる点です。

surpriseが「驚かす」という意味を持った理由は、物を主語にして人を目的語にする他動詞だからです。物が主語になることがベースであるために、あらかじめ人や物を「~させる」という訳ができました。

逆にsupriseを使って、人を主語にしたときは「I was surprised to hear.」のように受動態に変化させることで、「私は聞いて驚いた」と能動的な意味を持ちます。

このように「~させる」を含む他動詞には「amaze、annoy、satisfy、bore、bother、comfort、delight、depress、disappoint、discourage、distress、disturb、embarrass、encourage、excite、frustrate、interested、irritate、please」などがあります。

中でも「The book interests me.」と「I am interested in the book.」がわかりやすい例だと思います。「その本は私に興味を持たせる」と「私はその本に興味を持っている」という訳です。他動詞は自動詞と違って、このような「態」を逆転させた動詞が存在します。

受動的な「~させる」を意味する他動詞は、本来の動詞の意味に受け身を含みますので、物が主語だと能動態、人が主語だと受動態という使い分けをします。

例えば「イライラさせる」という意味を持つirritateを使ってみます。「I irritate.」と「I am irritated.」なら「I am irritated.」を選びます。irritateを受動態にすることで、人が主語のときは「私はイライラしている」という意味に変化できます。

物が主語のときは「Her way of talking irritate me.」で「彼女の話し方は私をイライラさせる」、「Her way of talking irritated me.」で「彼女の話し方は私をイライラさせた」、「Her way of talking is irritating me.」で「彼女の話し方は私をイライラさせている」となります。

また、人が主語になるときは「ed=feeling」、物が主語になるなら「ing=reason、cause」とも判別できます。

  • I was bored by the party.
    私はパーティーで退屈だった。
  • The party was boring me.
    このパーティーは私にとって退屈だった。

あとは他動詞とは関係ありませんが、進行中の行為はing、完了した行為はedを取ることも一緒に覚えたいです。例えば「a developing country」はdevelop中の発展途上国、「a developed country」はdevelopが完了した先進国を意味します。

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公開日公開日 2010.05.22
更新日更新日 2015.12.08
執筆者Kirito Nakano

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