英語で「言う」を使い分ける!say・speak・tellの違い

話をする中身や相手で英単語が変化する

話をする中身や相手で英単語が変化する

単語意味
say(単に言葉を)言う
speak(一方的に言葉を発する意味で)言う
tell(誰かに)伝える
talk(誰かと)話す
1

say

sayは聞き手の有無に関係なく、単に何かを発言する行為を表現します。つまり「言う=言葉を口にする」といったニュアンスです。会話や伝達の意図がないように、特定の誰かを意識しない発言に重きを置いています。

  • she said that she was tired.
    彼女は疲れたと言った。
  • What did he say?
    彼は何と言いましたか?

speakのように話す能力に焦点を当てたり、tellやtalkのように誰かに向けて話す行為に注目しているわけではないです。シンプルに「言葉を放っている」状態を意味しています。

また、sayは内容を言い表すときに使われるため、例えば「書いてある、指し示す、表す」という意味でも使われます。

  • This news says that he is innocent.
    このニュースによると彼は無実です。
  • That watch says a quarter to three.
    あの時計は2時45分を指しています。
  • Her face said that she was disappointed.
    彼女の顔にはがっかりした気持ちが表れていた。
2

speak

speakも言うという意味ですが、それよりも「話す、演説する、語る」と意味合いが強いです。特に目的や能力を持って、言葉を発するイメージです。

  • Principal is speaking a long time.
    校長は長い時間しゃべっています。
  • He speak English with Indian accent.
    彼はインドなまりの英語を話します。

聞き手とのコミュニケーションを重視するtellやtalkと違って、speakは主に1人で語っています。そのため、参加者が大勢いても誰かに伝えるときはtell、全員で話し合いをするときはtalk、主に1人が発言するときはspeakを使うといった具合です。

演説や発言を意味するspeechも、speakが名詞に変化した形です。また、speakで誰かに伝えるときはspeak to someone、何かを伝えるときはspeak about somethingと前置詞が必要になります。

  • Now I speak in front of everyone.
    これから私はみんなの前で話します。
  • I spoke to her about our future.
    私は私たちの将来について彼女に話した。
3

tell

tellは誰かに何かを伝える意味があるため、sayの単に言葉を発する状態とはまったく異なります。talkにも似ていますが、何度も発言が往復するわけではなく、1回だけ情報を伝える状態を表しています。

  • He will tell her the truth.
    彼は彼女に真実を伝えるつもりです。
  • She told me that I wanted to go home.
    彼女は私に帰りたいと言いました。

このようにtellでは常に伝える相手が意識されています。tellには情報を伝える役割があることから「教える、わかる、見分ける」といった意味でも使われることがあります。

  • Please tell me your recommended wine.
    あなたのおすすめのワインを教えてください。
  • My son can't tell the progress of time yet.
    私の息子はまだ時間の進み具合がわかりません。
  • I can't tell the fake bags.
    私には偽物のバッグを見分けられません。
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talk

talkは日本語でも馴染みがあるように、誰かと話すことを意味します。日本語の動詞を1対1で当てはめるなら、sayは言う、speakは語る、tellは伝える、talkは話すといった感じです。

  • I talked to my sister for the first time in three years.
    私は妹と3年ぶりに話した。
  • Please you talk my parents.
    あなたが私の両親と話してください。

相手と話すことが前提にあるため、talkには「相談する、自白する、うわさ話をする」といった意味もあります。

また、イディオムとしてはtalk back(口答えする)、talk big(自慢する)、talk down(しゃべり負かす)、talk out(討論で解決する)、talk to oneself(独り言を言う)などが使用頻度が高いです。

  • I want to talk about noise problem.
    私は騒音問題について相談したいです。
  • He talked in a sting operation.
    彼はおとり捜査で自白しました。

日本語の「言う」に対応する英単語

日本語には「言う」の類義語が60個以上もあります。そのため、日本語を英語にスムーズに変換することは、say、speak、tell、talkの使い分けよりもかなり困難に思えます。

ただ、日本語で単語が異なっていても、同じ英単語が当てはまるケースが多いです。例えば「物申す」と「口を開く」が同じspeakに置換できるように、基本的にはいくつかの英単語に集約されます。

類義語対応する英単語
言い伝えるsend word
言い放つdeclare
言いふらすpublish
噂するgossip
おしゃべりするtalk, prattle
おっしゃるsay, speak, tell, talk
会話するconverse
苦情を言うcomplain
口が滑るblurt out
愚痴るgrumble
くっちゃべるtell, talk
口外するtell
口述するdictate
声に出すutter
声をかけるgreet
ごねるmake difficulties
叫ぶshout, cry
ささやくwhisper
自白するtalk, admit, confess
知らせるtell, report, inform
宣言するdeclare
宣伝するadvertise
対談するconverse with
対話するconverse with
他言するtell, divulge
断言するpredicate
談話するconverse
チャットするchat with
告げるtell
伝えるtell, report, inform
つぶやくmutter, murmur
伝言するsend word
電話するtelephone
暴露するdisclose
発声するutter
独り言を言うtalk to oneself
表現するexpress, phrase
不満を言うcomplain
弁護するplead
ぼやくgrumble
無駄話をするshoot the breeze
呼ぶcall
力説するassert
わめくshout
暗唱するrecite
謂うsay
云うsay
洩らすleak
仰せられる say
言い出すbreak the ice
言い表すexpress
言い漏らすforget to say
言葉にするput into words
語るtalk
口にするspeak of
口に出すutter
口を開くspeak
口走るlet slip
主張するinsist
述べるdescribe
称すreferred to
申し上げるsay
喋るtalk
陳ずるspeak
吐露するpour out
発するutter
物申すspeak
名付けるname

難しい日本語が思いついてしまったときは、簡単な日本語に訳すようにしましょう。例えば「口外する」や「他言する」であれば、簡単な「言う」に変えてからtellを使います。

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公開日公開日 2015.10.26
更新日更新日 2016.08.23
執筆者Kirito Nakano

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